「一生懸命ブログを書いているのに、手応えがない…」「どんな記事を書けば読まれるのか分からない」と、暗闇の中でボールを投げ続けるような不安を感じていませんか?
実はその悩み、記事の質や文章力以前に「キーワード選定」というチューニング(周波数合わせ)ができていないことが原因かもしれません。
ブログ運営は「ラジオ放送」によく似ています。あなたがどんなに素晴らしいメッセージや名曲(記事)を流していても、リスナーが合わせている周波数(検索キーワード)とズレていれば、それはただの「雑音(ノイズ)」として処理され、誰の耳にも届きません。しかし、周波数さえピタリと合わせれば、クリアな音質であなたの声を待っている人に届けることができます。
今回の記事では、初心者の方でも迷わず実践できるキーワード選定の具体的な手順や、無料で使えるおすすめのツールをわかりやすく解説します。SEOの知識がゼロの状態からでも、着実に検索上位を狙えるようになるためのステップを整理しました。ブログのアクセス数に伸び悩みを感じている方や、これから戦略的にブログを運営していきたい方は、ぜひ参考にしてください。
ブログのキーワード選定はなぜ重要?SEO攻略の鍵を握る理由

ブログ記事を書く際、いきなり本文を書き始めてしまう方がいますが、これは非常に勿体ないことです。キーワード選定をせずに記事を書くのは、「宛名の書かれていない情熱的なラブレター」をポストに投函するようなものだからです。
どんなに心がこもった文章でも、宛先(ターゲットとなる検索キーワード)が白紙では、郵便屋さんもどこへ届ければいいのか分かりません。結局、その手紙は誰の手にも渡ることなく、ネットの海を漂うことになってしまいます。
ここでは、なぜキーワード選定がそれほどまでに重要なのか、その理由を2つの視点から深掘りして解説します。
読者の悩み(検索意図)と記事内容をマッチさせるため
キーワード選定を行う最大の目的は、読者が抱えている「悩み」や「知りたいこと」を正確に把握することにあります。検索窓に打ち込まれるキーワードの背後には、必ずユーザーの検索意図(インテント)が隠されているからです。
たとえば「ダイエット 食事」と検索する人は、運動よりも食事制限で痩せる方法を知りたいと考えているはずです。逆に「ダイエット ジム」であれば、運動する場所を探しています。もし、このキーワードを意識せずに「私が今日食べた美味しいランチ」という日記のような記事を書いても、情報を求めている人には届きません。
事前に狙うキーワードを決めておくことで、読者が求めている情報と、自分が提供する記事の内容をピタリと一致させることが可能になります。読者のニーズ(検索意図)を完璧に満たす記事は、読者満足度が高くなるため、結果として検索エンジンからも高く評価され、検索順位の上昇につながっていくのです。
競合サイトとの無謀な戦いを避けて上位表示するため
もう一つの重要な理由は、勝てる見込みのない無謀な戦いを避けるためです。検索キーワードの中には、大企業や有名なニュースサイトが上位を独占している「激戦区」が存在します。特に「クレジットカード」「転職」「美容整形」といった収益性の高いジャンルは、プロのマーケティングチームが莫大な予算をかけて対策しています。
開設したばかりの個人ブログが、真正面からこうした強豪サイト(ドメインパワーが強いサイト)に挑んでも、上位表示を勝ち取ることは極めて困難です。しかし、キーワード選定をしっかり行えば、検索需要はあるけれど競合が少ない「穴場キーワード」を見つけることができます。
ライバルが少ない場所で戦うことができれば、ブログ初心者であっても検索結果の1ページ目に自分の記事を表示させることは夢ではありません。キーワード選定とは、自分のブログが輝ける適切なステージを見つけるための、賢い戦略なのです。
初心者向け!ブログのキーワード選定のやり方を5ステップで解説

キーワード選定の重要性が理解できたところで、ここからは実際にキーワードを選んでいく具体的な手順を解説します。「難しそう…」と感じるかもしれませんが、手順通りに進めていけば誰でも論理的にキーワードを選べるようになります。
全体の流れを見失わないように、まずはこれからの作業工程を5つのステップで確認しておきましょう。
- ステップ1:ブログのテーマに関連する「軸キーワード」を書き出す
- ステップ2:ツールを使って「サジェストキーワード」を広げる
- ステップ3:検索ボリュームを確認して「需要の大きさ」を知る
- ステップ4:ライバル不在を狙う!競合サイトを実際に調査する
- ステップ5:書くべき記事の「優先順位」を決めて表にまとめる
この5つのステップを順番にこなすことで、感覚に頼らない「根拠のあるキーワード選定」ができるようになります。それでは、最初のステップから順を追って見ていきましょう。
ステップ1:ブログのテーマに関連する「軸キーワード」を書き出す
最初のステップは、あらゆるキーワードの起点となる「軸キーワード」を決める作業です。軸キーワードとは、あなたのブログのテーマそのものであり、これから書こうとしている記事の大まかなジャンルを表す単語のことを指します。
たとえば、あなたが英語学習に関するブログを運営しているのであれば、「英語」「英会話」「TOEIC」などが軸キーワードになります。もし「転職」ブログなら、「面接」「履歴書」「自己分析」といった言葉も軸キーワードになり得ます。
この段階ではまだツールを使わず、まずは自分の頭で思いつく限りの単語を書き出してみるのがポイントです。読者がどんな言葉で検索しそうか、ターゲットとなる読者層を想像しながらノートやメモ帳にリストアップしてみましょう。ここで挙げた単語が、次のステップでキーワードを拡張していくための「種」になりますので、あまり深く考えすぎずに、関連しそうな言葉をどんどん挙げてみてください。
ステップ2:ツールを使って「サジェストキーワード」を広げる
軸キーワードが決まったら、次はそれを組み合わせて、より具体的な検索キーワードへと広げていきます。検索エンジンの検索窓に言葉を入力した際、自動的に表示される予測変換候補(サジェストキーワード)を見たことはないでしょうか。これは、実際に多くのユーザーが検索している需要の高いキーワード群です。
例えば「ブログ」という軸キーワードなら、「ブログ 始め方」「ブログ 収益化」「ブログ ネタ」といった複合キーワードが見つかります。1語だけのキーワード(ビッグワード)は検索意図が曖昧ですが、2語、3語と組み合わせることで、ユーザーが本当に知りたいことや解決したい悩みが明確になってきます。
自分の頭だけで考えるには限界があるため、後ほど紹介する『ラッコキーワード』などの専用ツールを活用し、サジェストキーワードを機械的に洗い出す作業を行いましょう。ツールを使うことで、自分では思いつかなかった意外な検索ニーズを発見することができます。ここでのポイントは、取捨選択をせずに、まずは機械的にすべての候補を取得してしまうことです。
ステップ3:検索ボリュームを確認して「需要の大きさ」を知る
サジェストキーワードを洗い出した後は、それぞれの言葉が「月間でどれくらい検索されているか」という検索ボリュームを確認します。どれほど魅力的なキーワードに見えても、誰からも検索されていない(需要がない)言葉で記事を書いてしまっては、アクセスを集めることはできません。
逆に、検索ボリュームが数万〜数十万もあるようなキーワードは需要こそ大きいものの、競合が多すぎて上位表示が難しくなります。そのため、初心者が狙うべきは、検索ボリュームが「100〜1000」程度の、いわゆる「ロングテールキーワード」と呼ばれる層です。
このステップでは『Googleキーワードプランナー』などのツールを使い、それぞれのキーワードの月間検索数を数値化してチェックします。「月に10回しか検索されない言葉」と「月に1000回検索される言葉」では、記事を書いた後のリターンが大きく異なります。需要が少なすぎず、かつ多すぎない絶妙なラインを見極めることが、着実なアクセスアップへの近道となるでしょう。
ステップ4:ライバル不在を狙う!競合サイトを実際に調査する
数値データだけでなく、実際にそのキーワードでGoogle検索を行い、上位にどんなサイトが表示されているかを確認することも欠かせません。この「目視確認」をサボってしまうと、後で痛い目を見ることになります。
もし検索結果の1ページ目が、大手企業の公式サイトや公的機関、有名なニュースサイトばかりで埋め尽くされている場合は、そのキーワードで戦うのは避けたほうが無難です。個人のブログが企業のドメインパワー(サイトの強さ)に勝つのは、非常に困難だからです。
一方で、検索上位に「Yahoo!知恵袋」などのQ&Aサイトや、更新が止まっている個人の無料ブログなどがランクインしている場合は、大きなチャンスといえます。ライバルが弱い場所(ブルーオーシャン)を見つけることができれば、後発のブログであっても上位表示を獲得できる可能性はグンと高まります。手間のかかる作業ですが、この調査を丁寧に行うことが、無駄な記事作成を防ぐ重要なフィルターとなります。
ステップ5:書くべき記事の「優先順位」を決めて表にまとめる
ここまでの手順で、「需要があり、かつライバルが強すぎないキーワード」が絞り込めてきたはずです。最後に、選定したキーワードを整理し、どの記事から書いていくかという優先順位を決めましょう。ここで大切なのは、似たような検索意図を持つキーワードをグルーピング(仲間分け)することです。
たとえば「ブログ 始め方」と「ブログ 開設方法」は言葉こそ違いますが、ユーザーが知りたい内容はほぼ同じですよね。もしこれらを別々の記事にしてしまうと、評価が分散する「カニバリゼーション(共食い)」という現象が起きてしまう可能性があります。
同じ検索意図のものは1つの記事にまとめ、まずは競合が少なく書きやすいロングテールキーワードから着手すると良いでしょう。これらを表計算ソフトなどでリスト化し、記事の設計図として管理することで、迷いなくブログ運営を進められるようになります。ここまで準備できれば、あとは記事を書くだけの状態です。
【補足】データが悪くても書くべき「必須キーワード」の例外
ここまで「競合を避ける」「需要を確認する」とお伝えしてきましたが、実はこれらすべてのデータを無視してでも書かなければならない「例外的なキーワード」が存在します。
それは、あなたのブログにとっての「看板記事」や「ゴール(収益化)となる記事」です。たとえば、英語学習ブログを運営しているのに、競合が強いからといって「英会話スクール おすすめ」や「英語 べ勉強法」などに関する記事がなければ、読者は「このサイトは結局、何をおすすめしたいんだろう?」「このサイトは、何を伝えたいんだろう」と迷子になってしまいます。
たとえ検索順位で1位が取れなくても、他のロングテール記事(集客記事)から内部リンクで読者を誘導できれば、その記事は十分に価値を発揮します。「サイトの専門性」や「信頼感」を担保するために必要なキーワードであれば、ボリュームや競合の強さに関わらず、優先的に作成してサイト内に置いておく。この「サイト全体の設計図」を持つ視点も、プロの運営には欠かせない要素です。
ブログのキーワード選定に役立つおすすめ無料ツール3選

キーワード選定は手作業だけで行うと膨大な時間がかかってしまいますが、便利なツールを活用することで、精度を高めながら効率的に進めることが可能です。
ここでは、プロのSEOライターも愛用している、無料で使える(または無料プランがある)代表的なツールを3つ厳選して紹介します。
それぞれのツールには得意な役割がありますので、以下のリストを参考に、目的に応じて使い分けてみてください。
- ラッコキーワード:サジェストキーワードを全網羅したい時に最適
- Googleキーワードプランナー:正確な検索ボリュームを知りたい時に必須
- UberSuggest(ウーバーサジェスト):競合サイトの強さを分析したい時に便利
それでは、各ツールの特徴と具体的な活用シーンを詳しく見ていきましょう。
ラッコキーワード|サジェスト取得の必須ツール
日本のブロガーやアフィリエイターの間で最も利用されていると言っても過言ではないのが『ラッコキーワード』です。このツールの最大の特徴は、軸キーワードを入力するだけで、GoogleやYahoo!、Bingなどのサジェストキーワードを一瞬で網羅的に取得できる点にあります。操作画面もシンプルで直感的に使えるため、初心者の方でも操作に迷うことはありません。
また、サジェスト取得機能だけでなく、上位サイトの見出し構成を抽出したり、共起語(関連して使われる言葉)を調べたりと、記事作成をサポートする機能が充実しています。まずはこのツールを使ってキーワードの全体像を把握し、「全キーワードコピー」機能を使って、次のステップ(検索ボリューム調査)に進むのが、王道の使い方と言えるでしょう。登録なしでも利用できますが、無料のID登録をすることで使用回数の制限が緩和されるため、登録しておくことをおすすめします。
Googleキーワードプランナー|検索ボリュームの把握
『Googleキーワードプランナー』は、Google広告を利用する人向けに提供されている公式ツールですが、広告を出稿しない場合でも一部の機能を利用できます。このツールの強みは、なんと言ってもGoogle公式の正確な検索ボリュームデータを確認できる点です。
無料版では検索ボリュームが「100〜1000」のようにざっくりとした範囲表示になりますが、キーワードの需要があるかないかを判断するには十分な情報といえます。ラッコキーワードで取得した大量のキーワードリストをここに貼り付けることで、一括でボリュームを調査することが可能です。データの信頼性が高いため、SEOに取り組むなら必ず登録しておきたい必須ツールの一つです。少し管理画面が複雑に見えるかもしれませんが、「検索のボリュームと予測のデータを確認する」というメニューさえ覚えれば、すぐに使いこなせるようになります。
UberSuggest(ウーバーサジェスト)|手軽に競合分析
有名なマーケターであるニール・パテル氏が提供している『UberSuggest』は、キーワードのサジェストやボリューム調査に加え、競合分析機能に優れたツールです。特筆すべきは、SEO難易度(SD)を数値で表示してくれる機能で、そのキーワードで上位表示するのがどれくらい難しいかを直感的に判断する手助けをしてくれます。
また、ライバルサイトのURLを入力すると、そのサイトがどんなキーワードでアクセスを集めているかを丸裸にすることも可能です。「あのブログはどんなキーワードで稼いでいるんだろう?」と気になった時に調査することで、自分のブログの戦略に活かすヒントが得られるでしょう。無料版では1日の検索回数に制限がありますが、ここぞという時の分析には非常に強力な味方となります。ブラウザの拡張機能版を入れると、検索結果画面に直接データを表示できるので、効率重視の方にはそちらもおすすめです。
ちなみに弊社では、このツールの有料版を使用しています。
ブログのキーワード選定で注意すべき失敗パターンと対策

キーワード選定の正しい手順を知っていても、実際に作業を始めると、ついつい初心者が陥ってしまう「落とし穴」がいくつか存在します。これらの失敗パターンをあらかじめ知っておくことで、無駄な努力を避け、より効率的に成果を出すことができるでしょう。
ここでは、多くのブロガーが経験しがちな3つの失敗例と、それを回避するための対策について解説します。「自分は大丈夫」と思っていても、知らず知らずのうちにハマっていることがあるため、以下のリストを自分の選定基準と照らし合わせながら読み進めてみてください。
- 検索ボリュームが大きすぎる「ビッグワード」ばかり狙う
- 自分の「書きたいこと」だけでキーワードを決めてしまう
- 1つの記事に複数のターゲットキーワードを詰め込みすぎる
検索ボリュームが大きすぎる「ビッグワード」ばかり狙う
最も多い失敗が、誰もが知っている一般的な単語、いわゆる「ビッグワード」ばかりを狙ってしまうことです。例えば「ダイエット」や「副業」、「クレジットカード」といった単語がこれに当てはまります。
これらのキーワードは検索数が非常に多いため、上位表示できれば莫大なアクセスが見込めますが、その分、競合サイトも極めて強力なのが現実です。企業サイトや長年運営されている老舗ブログがひしめく中で、個人ブログが戦いを挑んでも、検索結果の圏外に飛ばされてしまい、誰の目にも留まりません。
対策としては、必ず2語、3語の複合キーワード(ロングテールキーワード)を狙うことです。「ダイエット」単体ではなく「ダイエット 運動なし 40代」のようにターゲットを絞り込むことで、競合を避けつつ、濃い読者を集めることが可能になります。まずは小さな戦場で確実に勝利を重ねていくことが、ドメインパワーを育てる近道です。
自分の「書きたいこと」だけでキーワードを決めてしまう
ブログを運営していると、どうしても「自分の考え」や「言いたいこと」を優先して記事を書きたくなる瞬間があるものです。しかし、検索ユーザーはあなたの意見を知りたいのではなく、あくまで「自分の悩み」を解決したいと考えて検索をしていることがほとんどです。
需要のないキーワード、つまり誰も検索していない言葉で記事を書いても、残念ながらそれは独りよがりな日記になってしまいます。もちろん、独自性やあなたの体験談は非常に大切ですが、それはあくまで「検索需要があるキーワード」という枠組みの中で発揮されるべきものです。
記事を書く前には、必ずツールを使って検索ボリュームを確認し、「これは世の中の人が求めている情報なのか?」と自問自答する癖をつけましょう。読者ファーストの視点を持ち、市場のニーズに合わせた記事を提供することが、SEO成功への第一歩です。
1つの記事に複数のターゲットキーワードを詰め込みすぎる
「せっかく記事を書くなら、あれもこれも検索に引っかかってほしい」という欲張りな気持ちから、1つの記事に複数の異なるテーマやキーワードを詰め込んでしまうのも良くある失敗です。
例えば、「ブログの始め方」と「おすすめのパソコン紹介」を1つの記事でまとめて解説しようとすると、結局何について書かれた記事なのかが検索エンジンに伝わりにくくなります。SEOの原則は「1記事1テーマ(1キーワード)」です。テーマが分散すると記事の専門性が薄れ、どのキーワードでも順位が上がらないという結果を招きかねません。
もし書きたい要素が複数ある場合は、無理に1つにまとめようとせず、別の記事として分割し、内部リンクで繋げる構成にすることを検討してください。その方が読者にとっても読みやすく、回遊率のアップにもつながります。
選定したキーワードはどこに入れる?SEO効果を高める配置場所
苦労して選定した「お宝キーワード」も、記事の中の適切な場所に配置しなければ、その効果を十分に発揮することはできません。検索エンジンは、記事の特定の箇所を重点的にチェックして、そのページの内容を判断しているからです。
ここでは、SEOの効果を最大化するために、選定したキーワードを「どこに」「どのように」配置すべきか、重要なポイントを絞って解説します。記事を「遊園地のアトラクション」に例えるなら、キーワードは「案内板(マップ)」のようなものです。どんなに楽しいアトラクション(記事本文)を作っても、案内板(タイトルや見出し)に名前がなければ、来場者はそこへ辿り着けません。
配置場所を間違えないように、以下のポイントをしっかり確認しましょう。
- 記事タイトル(H1)
- 見出し(H2、H3)
- 記事本文(リード文・まとめ含む)
- メタディスクリプション
それぞれ順番に解説して行きます。
記事タイトル・見出し・本文への自然な盛り込み方
キーワードを配置する場所の中で、最も重要なのが「記事タイトル(H1)」です。検索エンジンも読者も最初に見る部分ですので、タイトルの前半(左側)にターゲットキーワードを含めるようにしましょう。次に重要なのが「見出し(H2、H3)」です。見出しにキーワードが含まれていると、記事の構成が検索エンジンに伝わりやすくなります。
そして「本文」ですが、ここでは不自然にキーワードを連呼する必要はありません。意識しすぎて文章がおかしくなると、読者の満足度が下がってしまいます。
書き出し(リード文)やまとめ部分に自然な形でキーワードを散りばめつつ、あとは「こそあど言葉(あれ、それ)」を使いすぎず、具体的な名詞を使うように意識するだけで十分です。あくまで「人間が読んで違和感のない文章」を目指してください。不自然な詰め込みはペナルティのリスクもあるため、読みやすさを最優先に考えましょう。
メタディスクリプションへの配置も忘れずに
メタディスクリプションとは、検索結果のタイトル下に表示される100文字程度の説明文のことです。この部分は、検索順位を決定する直接的な要因ではないと言われていますが、検索ユーザーが「この記事をクリックするかどうか」を決める重要な判断材料になります。
ここにターゲットキーワードが含まれていると、検索結果画面でその単語が太字で表示されることが多く、ユーザーの目に留まりやすくなります。「この記事には自分が探している答えがありそうだ」と思ってもらうためにも、キーワードを含めた魅力的な要約文を設定しておきましょう。
クリック率(CTR)が上がれば、結果的に検索エンジンからの評価も高まり、順位アップに貢献してくれます。記事を公開する前の最後のひと手間として、必ず設定することをおすすめします。
ちなみにこの「メタディスクリプション」中にはSEO対策として「メタディスクリプション」の設定をあげる方もいらっしゃるかと思いますが、SEOに直接的な影響を与えるものではありません。
【小話】キーワード選定は「釣り場のポイント選び」と同じ!

ここまで専門的なテクニックをお話ししてきましたが、少し視点を変えて、キーワード選定を「釣り(フィッシング)」に例えて考えてみましょう。実はブログ運営でアクセスを集めるのと、海で魚を釣る本質はまったく同じなのです。
「良い記事さえ書けば読まれるはず」というのは、「良い餌さえ使えばどこでも釣れるはず」と信じることに似ていますが、現実はそう甘くありません。最後に少しだけ、マーケティング的な視点での「ポイント選び」のお話をさせてください。
魚のいない「プール」に釣り糸を垂らしていませんか?
検索ボリュームがゼロ、あるいは極端に少ないキーワードで記事を書くことは、魚が一匹もいないプールに釣り糸を垂らしているようなものです。どんなに高価な竿(ライティング技術)を使い、最高級の餌(コンテンツ)を用意しても、そこに魚がいなければ一匹も釣れません。
ブログも同じで、まずは「そこに魚(検索需要)がいるのか?」を知ることがスタートラインです。自分の情熱だけで突っ走るのではなく、魚群探知機(キーワードツール)を使って、魚のいる場所を確認すること。これがキーワード選定における市場調査の第一歩です。プールで釣れないと嘆く前に、まずは海へ出ましょう。
「遠洋のマグロ漁」に手漕ぎボートで挑んでも勝てない
では、魚が多ければ多いほど良いのでしょうか?「ダイエット」や「ブログ」といったビッグワードは、巨大なマグロが泳ぐ遠洋の漁場です。しかし、そこには最新鋭の設備を備えた巨大なトロール船(公式サイトや大企業メディア)がひしめき合っています。
装備も資金力もある彼らの隣に、手漕ぎボート(開設したての個人ブログ)で向かっても、波に飲まれて終わるだけです。大きな漁場は魅力的ですが、そこで戦うには相応の装備と体力が求められます。いきなり遠洋を目指すのは、勇気ではなく無謀と言えるでしょう。
個人が狙うべきは「入り江の穴場スポット」
私たち個人ブロガーが目指すべき場所は、巨大船が入ってこられない「静かな入り江」や「岩場のポイント」です。魚の数は遠洋ほど多くありませんが、そこには特定の魚を狙う釣り人(読者)が確実にいます。これが「ロングテールキーワード」を狙う戦略です。
「なんでも獲るトロール船」には勝てなくても、「この入り江のヌシを釣る」という一点突破なら、大手企業はわざわざ参入してきません。特定の悩みを抱えた読者に対して、大手が真似できないようなマニアックで親身な記事を提供していきましょう。そうすることで、「この釣り場(ブログ)は最高だ」と感じてくれる濃いファンがつきます。穴場スポットの主として信頼を積み重ねていくことこそが、個人がWebの大海原で生き残るための最強の生存戦略なのです。
まとめ:正しいキーワード選定でブログのアクセスを伸ばそう
今回の記事では、ブログ運営の要となる「キーワード選定」の具体的なやり方や、おすすめのツール、そしてSEO効果を高めるための配置方法について解説してきました。
キーワード選定は、慣れないうちは時間のかかる地味な作業に感じるかもしれません。しかし、ここを丁寧に行うことで、あなたのブログ記事は「ただの文字の羅列」から、読者の悩みを解決する「価値ある資産」へと生まれ変わります。誰もいないプールで糸を垂らすのではなく、魚がいる場所へ、的確に餌を届けてあげてください。
最初は失敗することもあるでしょう。「思ったより釣れなかった」「ライバルが強すぎた」という経験も、次の選定に活かせる貴重なデータになります。まずは今回紹介した無料ツールを使って、あなたのブログテーマに関連するキーワードを1つ探すことから始めてみてください。正しい手順で積み重ねた記事は、必ず将来的に大きなアクセスとなってあなたに返ってくるはずです。
焦らず、一歩ずつ、入り江の穴場スポットのような愛されるブログを育てていきましょう。